
年長の娘。慣れた環境では自分を出すことができますが、初めての場所や人の前では親の陰に隠れてしまいます。こんな調子で大丈夫でしょうか? 小学校入学までにやれることはありますか?
人見知り、場所見知りがある子って、せっかく遊びに出かけても、楽しくなさそうで、親としてはがっかりしてしまいますよね。でも、こんな子って比較的多くいらっしゃると思います。

かく言うわが家の8人の子も、5対3の割合で「人見知り、場所見知りがある子」の方が多いです。実際この子たちが小学校へ進学し、困ったことがあったかというと、意外となかったように思います。
むしろ、いい意味でトラブルがとても少なかった気がします。人にも、場所にも慣れるまでは本性を出さないため、親としての心配は少ないです。逆に、人見知り、場所見知りがない子は、誰かれかまわず声をかけたり、いつも通りのお調子者がさく裂したりするため、「空気を読めない子」として、煙たがられてしまうことがあります。
ですので、何事も一長一短があるのだと思います。過度の人見知りで、小学校に上がり、1学期が終わっても、2学期が終わっても学校になじめないのであれば、問題でしょう。
ただ、そこまで人見知りが続く人はあまり見たことがありません。ですので、基本的には心配無用で、小学校入学までにやれることは、それほど多くないと思います。
一般的な人見知り・場所見知り対策は、スモールステップがいいと言われています。まずは、手を振ってみよう、次にあいさつをしてみよう、それができたら話をしてみようといった感じで、できることを一つずつ増やしていきます。
「もう年長さんなんだから!」など、年齢を盾にしたプレッシャーをかけることは、自信喪失につながり、逆効果になってしまうためNGとされています。