編成局の担当者に教わりながら専用の端末で紙面作りを体験する参加者=松江市殿町、山陰中央新報社
編成局の担当者に教わりながら専用の端末で紙面作りを体験する参加者=松江市殿町、山陰中央新報社

 新聞の読み方や制作過程を学ぶ親子新聞づくり見学・体験会が8日、松江市殿町の山陰中央新報社であり、小学生7人が見出しを付けたり、記事と写真を組み合わせたりしてオリジナルの紙面作りを体験した。

 保護者と一緒に新聞の読み方講座を受けた後、記事や写真を基に紙面を作る編成局の業務を体験した。題材はこの日の見学・体験会についてで、構成素材は500文字程度の記事と見学中の参加者の写真。

 編成局の担当者に、記事は最初の段落を前文として目立たせ、見出しは簡明で内容がよく伝わることが大事と教わった。子どもたちは紙面作りに熱中した後、オリジナル紙面の制作者の欄に自分の名前を打ち込み誇らしそうだった。

 山陰中央新報に毎週日曜日付で掲載される子ども新聞「週刊さんいん学聞(まなぶん)」を愛読する、松江市の城北小学校4年、石川あいさん(9)は「普段お父さんたちが読んでいる新聞と同じものを作れてうれしかった」と笑顔を見せた。

 見学・体験会は夏休み中の子どもに、新聞に親しんでもらおうと、山陰中央新報社が開いた。

(岩田理子)