特別講座「雷電為右衛門没後二百年『出雲と相撲』」(全3回)が9~10月、松江市殿町の山陰中央新報社文化センター松江教室で開かれる。松江藩お抱え力士の活躍を中心に相撲の歴史を解説し、隠岐古典相撲など島根に伝わる神事相撲を紹介する。
「古事記」の国譲り神話にある稲佐の浜でのタケミカヅチとタケミナカタの力くらべと、「日本書紀」に記された出雲国の野見宿禰(のみのすくね)と當麻蹴速(たいまのけはや)の力くらべが相撲の起源とされ、江戸時代には松江藩のお抱え力士が活躍するなど、出雲地方は相撲と縁が深い。
講座は今年が、史上最強力士とされる松江藩お抱えの雷電為右衛門没後200年に当たることにちなみ企画。元島根県立古代出雲歴史博物館学芸部長の品川知彦さんが講師を務める。
日程や構成は次の通り。いずれも午前10時~11時半。第1回(9月8日)=相撲の起源伝承、松江藩お抱え力士(1)▼第2回(同22日)=松江藩お抱え力士(2)▼第3回(10月6日)=島根の神事相撲-隠岐古典相撲を中心に。
受講料は6600円(3回分)。申し込み、問い合わせは松江教室、電話0852(32)3456、フリーダイヤル(0120)079123。