パソコン通信で開いたコミュニティナース人材養成講座で受講者の話に拍手する小田原汀さん=2月5日、江津市敬川町
パソコン通信で開いたコミュニティナース人材養成講座で受講者の話に拍手する小田原汀さん=2月5日、江津市敬川町
人材育成の授業で高校生と対話するコミュニティナースの小田原汀さん(左端)らスタッフ=2021年12月、江津市内
人材育成の授業で高校生と対話するコミュニティナースの小田原汀さん(左端)らスタッフ=2021年12月、江津市内
パソコン通信で開いたコミュニティナース人材養成講座で受講者の話に拍手する小田原汀さん=2月5日、江津市敬川町 人材育成の授業で高校生と対話するコミュニティナースの小田原汀さん(左端)らスタッフ=2021年12月、江津市内

コミュニティナース
 小田原 汀さん(江津市敬川町)


 「コミュニティナース」(略(りゃく)してコミナス)とは、病気やけがをした人をみる看護師(かんごし)に対して、病気かどうかは関係なく地域(ちいき)で暮(く)らす人たちの心と体の健康づくりを元気なうちから手助けする医療(いりょう)人材です。

 島根県西部で活動する江津(ごうつ)市敬川(うやがわ)町の小田原汀(おだわらなぎさ)さん(27)は「生きがいを持って暮らす人や、楽しく働くナースがたくさん増(ふ)えたらいいな、と思います」と張(は)り切っています。

 コミナスが活動する場は地域。病院の看護師や訪問(ほうもん)看護師、保健師(ほけんし)がカバーしきれていない場所です。学校や企業(きぎょう)にも出向くなどし、日常(にちじょう)的に人と接(せっ)することで健康意識(いしき)を高めたり、病気の早期発見につながる催(もよお)しなど企画(きかく)したりして、そのまちを元気にし可能性(かのうせい)も広げる、いわば「健康おせっかい」です。

 小田原さんは大学で看護学を学び、病院や訪問看護事業所で看護師として働いていましたが、雲南(うんなん)市でまちづくりと医療、看護を組み合わせた活動をする矢田明子(やたあきこ)さん(コミュニティナース・カンパニー代表)に共感。「自分も石見(いわみ)に帰ってやりたい」と、2019年に帰郷(ききょう)し、翌年(よくねん)に活動をする会社を設立(せつりつ)しました。

 2月、コミナスの人材養成講座(こうざ)をパソコン通信で開講。島根や群馬、岩手、広島県などから受講した看護師や心理カウンセラーの資格(しかく)を持つ人たちに、相手と会話を広げ信頼(しんらい)関係を築(きず)くこつを、スタッフと一緒(いっしょ)にアドバイスしました。

 「資格は問いません。自分も、相手も、地域も元気になったらいいなと思って何か健康おせっかいの行動を起こす人は、みんなコミュニティナースです」

 新型(しんがた)コロナ感染(かんせん)の広がりで、人と対面できにくい状況(じょうきょう)が続きますが、「パソコンで県外の多くの人とも交流できる」とプラス思考(しこう)。「いろいろな業界の方と『あったらいいな』と思う未来社会のことを考え、物事を起こしていくのが楽しい」と、コミナスのやりがいを話します。
 

みなさんへ
 分野や仕事の内容(ないよう)に関係なく、こんな生き方がしたいな! かっこいいな! と思う大人(おとな)にたくさん出会って、たくさん刺激(しげき)をもらってほしいと思います。私もたくさんのかっこいい先輩(せんぱい)たちに、社会人になってからもずっと育ててもらい、学ばせてもらっています。