総排気量1300ccの白バイを運転する渡辺綾巡査長。「交通ルールを守ってもらい、事故をなくしたい」と仕事に取り組む=浜田市高佐町
総排気量1300ccの白バイを運転する渡辺綾巡査長。「交通ルールを守ってもらい、事故をなくしたい」と仕事に取り組む=浜田市高佐町
女性白バイ隊員が増えることも願う渡辺彩巡査長=浜田市高佐町
女性白バイ隊員が増えることも願う渡辺彩巡査長=浜田市高佐町
総排気量1300ccの白バイを運転する渡辺綾巡査長。「交通ルールを守ってもらい、事故をなくしたい」と仕事に取り組む=浜田市高佐町 女性白バイ隊員が増えることも願う渡辺彩巡査長=浜田市高佐町

白バイ隊員
 渡辺 彩さん(浜田市高佐町)

 青い制服(せいふく)に白いヘルメット、マフラーの姿(すがた)で街をパトロールする白バイ隊員。島根県警察(けいさつ)本部交通機動隊西部方面隊の渡辺彩(わたなべあや)巡査長(じゅんさちょう)(27)=浜田(はまだ)市高佐(こうさ)町=は、白バイ乗務(じょうむ)4年目。「交通ルールを守ることの大切さを皆(みな)さんに知ってもらい、悲しい事故(じこ)をなくしたい」と安全指導(しどう)に力を入れています。

 島根県警の白バイ隊員は現在(げんざい)、25人。そのうち女性(じょせい)は渡辺さん含(ふく)め2人です。

 西部方面隊が受け持つ範囲(はんい)は大田(おおだ)市から津和野(つわの)、吉賀(よしか)町までの東西約150キロと広く、渡辺さんも走行距離(きょり)が250キロになる日があります。パトロールから戻(もど)ると、愛車を洗(あら)い、点検(てんけん)。運転訓練は毎朝1時間行い、休日に2、3時間することもあります。

 白バイ隊員の仕事は、スピードの出し過(す)ぎなど交通違反(いはん)の取り締(し)まりや指導ですが、強盗(ごうとう)など刑事(けいじ)事件(じけん)が発生した時は捜査(そうさ)に応援(おうえん)で加わることもあります。

 皇室(こうしつ)など警護(けいご)の必要な人が乗った車の列や、ロードレース大会で先導(せんどう)を務(つと)めるのも仕事。渡辺さんも昨年10月、出雲(いずも)全日本大学選抜(せんばつ)駅伝で、力走する選手の伴走(ばんそう)を務めました。

 白バイ隊員になるには、警察官になることが条件(じょうけん)。大型(おおがた)自動二輪の運転免許(めんきょ)も必要です。

 しかし、バイクが好きで運転が上手(じょうず)なだけではだめ。猛(もう)スピードで逃(に)げる犯人(はんにん)の車を追う時もある危険(きけん)な仕事なので、事故を防(ふせ)ぐ冷静な判断(はんだん)が求められます。

 渡辺さんは高校時代にマラソン大会を先導する白バイを見て、「外で活動し、地域(ちいき)の役に立てる仕事をしたい」と白バイ隊員を志(こころざ)しました。大学卒業の前に大型自動二輪の免許も取り、警察官になって3年目で希望をかなえました。

 「(交通違反の)反則(はんそく)切符(きっぷ)を切るだけが仕事ではない」と、渡辺さん。安全指導した人から「事故する前に気付いてよかった、と言ってもらえた時に、仕事のやりがいを感じます」と話しています。

みなさんへ
 警察官(けいさつかん)は地域(ちいき)とのつながりを強く感じる仕事で、やりがいがあります。白バイに乗りたいと警察官になった人の中には、刑事(けいじ)の仕事に魅力(みりょく)を感じ目標を変えた人もおり、いろいろチャレンジしてみることが大事です。島根県警の女性白バイ隊員は今は2人ですが、もっと増(ふ)えてほしいですね。