(左)4月27日(右)5月1日、午前4時20分ごろの山陰での惑星の見え方=アストロアーツ/ステラナビゲータの星図(せいず)を元に作成
(左)4月27日(右)5月1日、午前4時20分ごろの山陰での惑星の見え方=アストロアーツ/ステラナビゲータの星図(せいず)を元に作成

確かめる価値ある5月1日

 星座(せいざ)の星は季節によって見え方が決まっていますが、火星(かせい)や土星(どせい)といった惑星(わくせい)は、見える季節が決まっていません。とはいえ、でたらめに見え方が変わるわけでもありません。

 地球を含(ふく)め、惑星は太陽の周りを規則(きそく)的に回っています。ですから、地球とほかの惑星との位置関係は計算で分かり、地球の上から惑星がいつどの方向に見えるのかは、はるか将来(しょうらい)まで予測(よそく)できます。

 これからの4月下旬(げじゅん)から5月上旬にかけては、惑星たちが面白い見え方をすることが分かっていますので、紹介(しょうかい)しましょう。

 近ごろは夜明け前の東の空に、四つの惑星が列になって輝(かがや)いています。左から、木星(もくせい)、金星(きんせい)、火星、土星です。山陰(さんいん)では日の出が午前5時20分ごろなので、4時過(す)ぎに東が開けたところで見るのがよいでしょう。

 特に目を引くのが、とびきり明るい金星と、それに次ぐ明るさの木星です。この二つが近くに並(なら)んでいるだけでも見事な眺(なが)めなのですが、4月27日あたりにはそこに細い月も並びます。

 その後も金星と木星に注目です。それらは互(たが)いに近づき、5月1日には、間隔(かんかく)が満月(まんげつ)の直径の半分以下になるまで大接近(だいせっきん)します。どれほど近寄(ちかよ)っているか、双眼鏡(そうがんきょう)で確(たし)かめるのもお勧(すす)めです。そして、翌日(よくじつ)からは木星が金星の右側に見えるようになります。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)