「生徒たちと関わり成長を身近に感じられることが仕事の喜び」と話す養護教諭の藤田志奈さん=松江市島根町加賀、市立島根中学校
「生徒たちと関わり成長を身近に感じられることが仕事の喜び」と話す養護教諭の藤田志奈さん=松江市島根町加賀、市立島根中学校
放課後、保健室で報告書作りのためパソコンに向かう藤田志奈さん=松江市島根町加賀、市立島根中学校
放課後、保健室で報告書作りのためパソコンに向かう藤田志奈さん=松江市島根町加賀、市立島根中学校
「生徒たちと関わり成長を身近に感じられることが仕事の喜び」と話す養護教諭の藤田志奈さん=松江市島根町加賀、市立島根中学校 放課後、保健室で報告書作りのためパソコンに向かう藤田志奈さん=松江市島根町加賀、市立島根中学校

養護教諭
藤田 志奈さん(松江市島根町加賀)

 全校生徒66人の松(まつ)江(え)市立島根中学校(同市島根町加(か)賀(か))で、生徒たちの健康管理と保(ほ)健(けん)指(し)導(どう)にあたるのは、養(よう)護(ご)教(きょう)諭(ゆ)の藤(ふじ)田(た)志(し)奈(な)さん(37)。今年は、新(しん)型(がた)コロナウイルスの感染(かんせん)予(よ)防(ぼう)という仕事も加わり、責(せき)任(にん)も重いですが、生徒に寄(よ)り添(そ)い、支(ささ)える存在(そんざい)として「危(き)機(き)管理能(のう)力(りょく)とカウンセリングスキルを常(つね)に磨(みが)いていきたい」と話しています。

 「保健室の先生」といわれる養護教諭の主な仕事は、けがや病気をした生徒の応(おう)急(きゅう)処(しょ)置(ち)だけでなく、毎朝の水(すい)質(しつ)(飲料水の残(ざん)留(りゅう)塩(えん)素(そ)濃(のう)度(ど))検(けん)査(さ)に始まり、生徒の体温や健康観察のチェック、欠席者の情(じょう)報(ほう)入力に空き時間を利用しての手すりの消(しょう)毒(どく)…と、さまざま。健康診断(しんだん)の準(じゅん)備(び)や実(じっ)施(し)報告(ほうこく)文書、保健室だよりの作成、保健指導や学級担任(たんにん)、保護者、関係機関との面談(めんだん)などもあり、近年は熱(ねっ)中症(ちゅうしょう)対応(たいおう)や不登校の生徒への心のケアにも気を配ります。

 医(い)療(りょう)設(せつ)備(び)などがない保健室での応急処置は、判断(はんだん)を誤(あやま)ると大変なことになりかねず、常に冷静な対応を心がけています。

 藤田さんが養護教諭を志(こころざ)したのは、中学3年生の時。自分の思いを上(じょう)手(ず)に聞き優(やさ)しく受け止めてくれる養護教諭の人柄(ひとがら)と、落ち着ける保健室の雰(ふん)囲(い)気(き)が気に入ったからでした。

 養護教諭になるには、大学や短大の養護教諭養成課(か)程(てい)を修了(しゅうりょう)するか、看(かん)護(ご)学部などで看(かん)護(ご)師(し)や保健師の資(し)格(かく)を得(え)てから養護教諭養成機関を経(へ)て免許(めんきょ)を取得(しゅとく)します。公立学校に勤(つと)めるには、都道府県の教員採用(さいよう)試験にも合(ごう)格(かく)しなければなりません。

 養護教諭になって12年。「仕事は生徒の健康や命に関わることもあり、迅速(じんそく)な判断に責任の重さを感じることもありますが、子どもたちと関わり、成長を身近で感じられることが、仕事の喜(よろこ)びです」と話しました。

 

★みなさんへ

 自分自身、何がきっかけでその仕事に興(きょう)味(み)を持つのか分からないので、自分で自分の可(か)能性(のうせい)を狭(せば)めないでほしいですね。自分の選(せん)択(たく)肢(し)や可能性を広げるため、物事を幅(はば)広く見たり、いろいろな人と出会ったりして、感性を磨(みが)いていってほしいです。養護教諭の仕事にも興味を持ってもらえたら、うれしく思います。