中海の自然保護に市民とともに取り組んでいきたいと語る米子水鳥公園専任指導員の三原菜美さん=米子市彦名新田
中海の自然保護に市民とともに取り組んでいきたいと語る米子水鳥公園専任指導員の三原菜美さん=米子市彦名新田
自然観察会に参加した小学生に指をさしながらカモの種類を説明する三原菜美さん=米子水鳥公園
自然観察会に参加した小学生に指をさしながらカモの種類を説明する三原菜美さん=米子水鳥公園
中海の自然保護に市民とともに取り組んでいきたいと語る米子水鳥公園専任指導員の三原菜美さん=米子市彦名新田 自然観察会に参加した小学生に指をさしながらカモの種類を説明する三原菜美さん=米子水鳥公園

米子水鳥公園専任指導員
 三原 菜美さん(米子市彦名新田)

 冬の使者コハクチョウなど年間100種以上の鳥たちが飛来する米(よな)子(ご)水(みず)鳥(とり)公園(こうえん)(米子市彦(ひこ)名(な)新田(しんでん))で、専(せん)任(にん)指(し)導(どう)員(いん)として利用者の野鳥観察を手伝い、中(なか)海(うみ)の自然を守ることの大切さなどを解説(かいせつ)している三(み)原(はら)菜(な)美(み)さん(34)。スタッフの一員となって2年目です。中海は、干拓(かんたく)事業によって生き物のすみかとなる浅(あさ)瀬(せ)が少なくなりましたが、三原さんは「自然豊(ゆた)かな中海が戻(もど)るよう、皆(みな)さんと一(いっ)緒(しょ)に努力していきたい」と、話しています。

 総(そう)面積が28.8ヘクタールの水鳥公園は、11月上旬(じょうじゅん)の今ごろが一番、鳥の種類や数の多い時期。ピーク時は約40種、1万羽にもなります。

 指導員の仕事は、水鳥公園周辺にどんな鳥が何羽いるかを観察し、記録。訪(おとず)れた人たちに施(し)設(せつ)の目的や取り組みを話し、今はどんな鳥がいて、どんな様子かを解説したり、イベントでは野外観察会や葉(よう)脈(みゃく)標本作りなどを一緒にしたりもします。

 三原さんは山口県出身。幼(おさな)いころから生き物が好きで、大学で生物学を学び学芸員の資(し)格(かく)を取った後、山(さん)陰(いん)海岸を紹(しょう)介(かい)する鳥取県岩(いわ)美(み)町内のビジターセンターや兵庫県の博物館で勤(きん)務(む)。同県豊(とよ)岡(おか)市役所に勤(つと)めていたとき、水鳥公園の職(しょく)員(いん)募(ぼ)集(しゅう)を知り、「自然や生き物に関わる仕事がしたい」と、転(てん)職(しょく)しました。

 来園者と交流する中で、「自分の話で生き物への興(きょう)味(み)を深め、再(ふたた)び訪(たず)ねてもらえるようになるなどしたとき、仕事のやりがいを感じます」。

 しかし、自然が相手の仕事。鳥の解説をする予定だったものの、肝心(かんじん)な鳥の姿(すがた)が遠かったり、いなくなったりして苦労したことも。

 今後は、「博(はく)物(ぶつ)館(かん)で学んだことを生かして、樹(じゅ)脂(し)封(ふう)入(にゅう)標本などで新しい展(てん)示(じ)を作りたい」と目を輝(かがや)かせます。

 

★みなさんへ

 今の仕事は自分一人の力で就(つ)けたわけではなく、大学時代や仕事で知り合った仲間がいたからでした。だから、同年代でも上の世代でもいいので、好きなことについて一緒に楽しんだり、自分の知らないことを教えてくれたりする人、応援(おうえん)してくれる人を見つけてほしいですね。