イベントへの来場を呼びかける坪内雅さん=出雲市斐川町求院
イベントへの来場を呼びかける坪内雅さん=出雲市斐川町求院

 出雲市内の若手農家が2月5日午後2時から4時まで、出雲市今市町の出雲市役所で「新規就農相談フェア」を開く。就農を考える人や農業のアルバイトを検討する人を対象に、疑問や悩みの相談に無料で乗る。 (藤原康平)

 20~50代の若手メンバー22人でつくる「出雲の農業を考える会」が初めて開く。就農希望者は、行政や関係団体へのアクセスをきっかけに検討するのが一般的だが、「現場のリアルを新規就農者に伝えたい」と直接、相談業務に乗りだした。

 相談の対象農産物はブドウやトマト、アスパラガス、柿、桃、梨など。30代以上の農家18人が参加予定で、それぞれのブースで自身の経験を踏まえ、アドバイスやノウハウを伝える。家庭菜園の相談もできる。

 斐川町内でブドウを生産する坪内雅会長(38)は「就農するときにいろいろな人の話が聞ければよかったという経験がある。農業に興味、関心がある人にたくさん来てほしい」と呼びかける。申し込みは不要。