渋野日向子(資料)
渋野日向子(資料)

 日本女子プロゴルフ協会(JLPGA、東京都中央区)と山陰中央新報社が8月25~27日に鳥取県伯耆町丸山の大山平原ゴルフクラブで開く「山陰ご縁むす美レディース」の決勝ラウンドまで27日で3カ月となった。松山英樹のマスターズ・トーナメント初制覇で競技への関心が高まる中、山陰では2年ぶりの開催となるステップアップツアーに熱い視線が注がれている。

 ステップアップツアーは、レギュラーツアーの出場権がない選手に試合経験を積ませることを目的として、1991年に始まった。今季は新型コロナウイルスの影響で2020年(8試合)と21年(14試合)を合わせた計22試合があり、山陰ご縁むす美レディースは16試合目となる。

 2年前まで大山平原ゴルフクラブで開かれていた前身の「山陰合同銀行Duoカードレディース」は、のちに2度の賞金女王を達成した鈴木愛(倉吉北高出)、19年に全英女子オープンを制した渋野日向子ら第一線で活躍する選手を輩出。17年大会では、当時19歳の勝みなみがプロ初勝利を挙げた。今年は6月下旬にある最終プロテストに合格した新人が参戦する可能性もあり、フレッシュな戦いになりそうだ。

 出場予定者は108人で、予選ラウンド2日間(36ホール)の50位タイまでが決勝ラウンド(18ホール)に進出する。優勝賞金は360万円。山陰中央新報社は地域貢献活動の一環として今年から共催することを決めた。
      (奥原祥平)