奥出雲おろち号がデザインされたポロシャツを着て業務に当たる木次鉄道部の小川修司部長=島根県奥出雲町横田、出雲横田駅
奥出雲おろち号がデザインされたポロシャツを着て業務に当たる木次鉄道部の小川修司部長=島根県奥出雲町横田、出雲横田駅

 JR木次線を走るトロッコ列車・奥出雲おろち号が11月に運行を終えるのを前に、JR西日本木次鉄道部の職員がおろち号をデザインしたポロシャツを着て業務に当たり、ラストランに彩りを添えている。

 ポロシャツは雲南市観光協会が製作。水色で、後ろの上の方におろち号を側面から見る構図で、車体が白抜きであしらわれている。胸ポケットにはヘッドマークを描いた。

 運転士や車掌を除く約10人がゴールデンウイークから制服として着用する。親しみやすさと鮮やかな色合いが駅の雰囲気を明るくし、乗客と会話するきっかけにもなっているという。

 観光協会職員も青と緑の2色、雲南市職員らも黄色と、色違いのポロシャツを着用し、盛り上げに一役買っている。

 おろち号は夏休みシーズン中、18日から8月末まで毎日運行。年代を問わず多くの利用が予想され、木次鉄道部の小川修司部長は「旅を楽しんでもらえるよう、精いっぱいのおもてなしをする」と話した。(山本泰平)