2人一組でインタビューを行う生徒=大田市仁摩町仁万、大田西中学校
2人一組でインタビューを行う生徒=大田市仁摩町仁万、大田西中学校

 教育に新聞を活用するNIEチャレンジ校(実践指定校)の大田西中学校(大田市仁摩町仁万)でこのほど、新聞教室があり、1、2年生81人が取材や記事執筆の基本を学んだ。

 指定校として3年目で、初めて受講する1年生39人は新聞をめくることからスタート。山陰中央新報社の清水由紀子NIE担当の説明で、幅広い情報を網羅する新聞の特長をはじめ、見出しやリード、本文など記事の構成に理解を深めた。石見銀山遺跡の現地学習を前に取材の方法を聞いた後、2人一組になり、記事に必要な5W1Hの要素を意識しながら相手の夢についてインタビューした。

 2年生42人は、京都への修学旅行の成果を新聞にまとめるため、記事や取材の基本を復習。最も言いたいこと(結論)を考えて見出しを付ける▽全体を要約してリードを書く▽具体的に説明する本文を書く-など手順を確認した。多様なメディアから情報を得て、自分の意見を持つことの大切さについても話を聞いた。

 2年生の森岡沙菜さん(14)は「新聞を読むと、今の社会を知ることができる。自分の新聞作りでは下調べをして取材に臨み、丁寧に記事を書きたい」と話した。