松江市西川津町の島根大で18日、身近な社会的課題を解決する装置の発表会があり、学生は寝坊を防ぐユニークな装置などを披露した。
総合理工学部機械・電気電子工学科の伊藤史人助教(49)の授業で、身近な問題を解決する装置を自分たちのアイデアや技術で開発した。学生32人は9班に分かれ、1カ月かけてモーターや赤外線センサーなどをプログラミングし個性あふれる機械を開発した。
大学生の寝坊を防ごうと開発した「きっとあなたを起こすよキット」はチョウチンアンコウをイメージしたかわいらしい外観。朝になるとカーテンを開け、音を鳴らし、問題を解かないと音が鳴り続ける。問題に正解できないと顔に水をかけ、起きることを手助けする。このほか、パソコンの温度を一定に保つ装置や自転車の無施錠を防止する装置もあった。
機械・電気電子工学科3年の青木勇人さん(21)は「トラブルもあったが役割分担をして、想定した装置が作れた」と話した。(林李奈)