一時期ほどではないが円安ドル高が続き、海外旅行は手が届きにくくなった。海外に行くための航空運賃や宿泊料金を見ると、ひるんでしまう。そうした中、少しでも割安に海外へ行ける手段として、中・長距離国際線に特化した格安航空会社(LCC)、ジップエアトーキョーの利用が広がっている。

 今年4~6月期の旅客収入は前年同期の約1・5倍の172億円となった。今後も航空機を増やして路線や便数を広げる計画で、「海外旅行がより身近になる」と期待する声が出ている。

 だが、私が夏休みの休暇で利用したところ、全日本空輸(ANA)などの航空大手とはサービス面で異なる「注意点」が浮かび上がった。(共同通信=大塚圭一郎)

 

 【ジップエアトーキョー】航空大手の日本航空(JAL)の全額出資子会社で、いずれも成田空港発着の中・...