
思うようにいかないと、手が付けられないほど泣き叫んだり暴れたりします。親をたたいたり蹴ったりすることもあります。そんなときに、どう接するのが正解でしょうか。
お子さんがかんしゃくを起こし、大暴れになってしまうと、手が付けられず、どうしていいか分からなくなりますよね。親の方が泣きたくなります。

お子さんに目を向けることも大切ですが、まずは親御さん自身のことを考えてみてください。そんなに大暴れされたら、パパは悲しい、ママはつらい。この気持ちはお子さんに素直に伝えていいと思います。
たたいてくるなら、逃げましょう。その上で、なぜお子さんがかんしゃくを起こしているのかを考えていきましょう。かんしゃくはさまざまな原因で起きます。思い通りにいかない、思ったことが伝わらない、嫌なことがあった、おなかが減った、眠い、などなど。さらに、お子さんの年齢や性格によっても異なります。
それでも、一つ一つ検討し、原因に見当が付いてくると、少しずつ対策ができるようになってきます。例えば、甘えたい気持ちが原因なら、抱きしめてあげましょう。ただ、言いたいことが言えなくてイライラしている場合など、成長して言葉をうまく扱えるようになるまで、どうしても時間がかかるものもあります。
そのため、並行して、かんしゃくを起こしても危なくないように、投げられるものを置いておかない、蹴飛ばしても物が落ちてこないよう高いところに物を置かないなど、環境整備をしていきましょう。
かんしゃくを起こされてつらい気持ちと、お子さんを思いやる気持ちのどちらも大切にしながら、我慢しすぎず、ゆったりと過ごしてくださいね。