
ちょっと静かにしていてほしいとき、動画を見せたり、ゲームをさせたりとスマートフォンやテレビは便利ですが、小さい子には良くない影響も多そうです。うまく付き合うには、どうしたらいいでしょうか。
メディアとの付き合い方については、本当に賛否の意見があふれていて、調べれば調べるほど、聞けば聞くほど分からなくなってしまいますよね。医師として、パパとして、私自身にとってもなかなか難しい問題です。

その中で、今日はいくつかポイントを挙げてみたいと思います。まず情報リテラシーを高めるためには、スマホを早くから触らせた方がいいということです。その方が、就職率が上がるという報告もあります。
一つ前の世代で考えてみても、パソコンを使える・使えないで、就職における選択肢には歴然とした差が出ました。苦手意識を持たないためには、スマホでも、パソコンでも、英語など語学でも、楽器でも、学び始めるのはなるべく早いほうがいいと思います。
そのきっかけが「親がちょっと静かにしてほしいときに見せるスマホ」だったとしても、目的をスマホ学習の第一歩と考えれば、ポジティブなものに変換できます。
ただ、学びは、漫然とスマホの画面を見つめていることとは違います。その点を親が理解しておけば、スマホ、テレビ、ゲームなど、それぞれの使い方や、付き合い方が見えてくると思います。もう一つ忘れてはいけないことは、子どもは「親の背中を見て育つ」ということです。子どものメディアとの関わり方は、親御さん自身のメディアとの関わり方によるということも、大切なポイントだと思います。