タブレット端末「iPad(アイパッド)」で三味線の伴奏や合いの手を流し、浪曲を楽しむ「iPad浪曲愛好会松江」が24日午後1時半から、松江市殿町の島根県民会館で浪曲口演会を開く。若手浪曲師の国本はる乃さんらが出演する。
国本さんは9歳で浪曲界の名伯楽・国本晴美さんに入門。伸びやかな声と確かな節で注目を集める。三味線を演奏する曲師・広沢美舟さんの伴奏に合わせ、明治時代に島根県知事を務めた大浦兼武が題材の「若き日の大浦兼武」と、「紺屋高尾」をうなる。落語家の林家ひろ木さんも出演し、落語と津軽三味線を披露する。
愛好会は県外支部を含めて35人で活動し、毎年口演会を主催する。安部重利会長が前座を務め、浪曲の魅力や、iPadで流す三味線の伴奏に合わせてうなる楽しみ方を解説する。
全席自由。チケットは前売り2千円(当日2500円)、高校生以下無料。問い合わせは安部会長、電話080(1641)6753。