山陰インド協会(会長・松尾倫男山陰中央新報社社長)が15日から6日間の日程で、インドに経済視察団を派遣する。両県の経営者ら15人が、世界一の人口を擁するインドの産業現場や人材送り出し機関を訪れ、ビジネスの可能性を探る。
2013年に始めた視察団派遣は新型コロナウイルス禍での中断を挟み9回目。インドで2番目の経済規模を誇る南部のタミル・ナドゥ州では、州都チェンナイの日本国総領事館や日本貿易振興機構(ジェトロ)などを訪ね、最新の現地情報を得る。
15年から山陰両県の官民と経済交流が進む南部ケララ州では、州最大の発行部数(150万部)を誇る地方新聞社を訪問し、情報に関する連携の可能性を探る。初訪問するベンガルールでは現地の人材送り出し機関を視察し、インド人材の就職事情や課題を見聞する。
(今井菜月)
視察団は次の皆さん(敬称略)。
団長=松尾倫男(山陰中央新報社社長)▽副団長=川上裕治(松江土建会長)▽団員=三輪陽通(三光ホールディングス代表取締役CEO)田中良和(山陰合同銀行常務執行役員)畠山広幸(さんれいフーズ取締役専務執行役員)三原博之(大成工業社長)野津富士男(TSKエンタープライズDC社長)浅田伸二(田部専務取締役)舟木徹(エブリプラン常務取締役建設コンサルティング事業部)田代順也(ジェトロ島根所長)水研二(中海・宍道湖・大山圏域市長会事務局長)高田俊哉(松江市産業経済部新産業創造課長)アールティ・ダース(同課国際交流員)杉谷健司(山陰中央新報社取締役編集局長)岡並弘(同社常勤顧問、山陰インド協会理事事務局長)