
公立中学校の部活動を地域のクラブや団体に移行する「地域移行」の取り組みが3年目に入りました。島根県内では移行が進むところがある一方、受け皿となる団体の少なさに悩む地域が少なくありません。指導者の確保に成功し、順調に歩みを始めた現場を訪ねました。
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世界遺産・石見銀山遺跡エリアにある大田市大森町の大森小学校で今春、全校児童数が30年ぶりの水準となる35人にまで増え、地域が沸いています。今年は7人が入学しました。一方、児童の急激な増加で、一部の教室のロッカーが足りず、校長の棚を横置きにして代用するなど、ちょっとした対応や工夫も迫られています。
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島根県西部で盛んな石見神楽の面や衣装といった道具製作を担う職人が減っています。高齢化や後継者不足が理由。県は伝統工芸品の担い手確保支援として月額5万円を貸し付ける制度を設けていますが、活用は少なく、後進の育成にはつながっていないとする声が上がっています。
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