島根大(松江市西川津町)の学生が松江署から「島大防犯ボランティア」に委嘱され、このほど、大学構内で特殊詐欺被害防止のチラシ配布や自転車の施錠状況を確認し、注意を呼びかけた。
ボランティアは2008年に地域の防犯活動や若者の社会参加の促進を目的に始まった。今年は学生9人が活動し、パトロールや詐欺被害防止の啓発活動などに取り組む。
委嘱式があり学生6人が参加した。松江署の金築和弘署長が「特殊詐欺などの発生が多く、若年層への啓発につなげてほしい」と話した。
学生を代表して生物資源科学部4年の北村航大さん(22)は「犯罪のない安全で安心な松江のために協力します」と宣言した。
式の後、自転車の施錠確認をし、警察官の指導を受けながら、施錠されていない自転車には注意するタグを取り付けた。北村さんは「警察とは違う地域の人との関わり方で、防犯に貢献したい」と意欲を示した。
(石飛達哉)