古代の地方行政単位は、国-郡-郷(里)で構成されていました。このうち郡の役所は郡家(ぐうけ)と呼ばれていましたが、そこでは地元出身の豪族である郡司が中心となり、文書の作成をはじめとするさまざまな業務が行われていました。

 この郡家ですが、時に移...