自作の一輪挿しを手にする木工家の村山創達さん=松江市大庭町
自作の一輪挿しを手にする木工家の村山創達さん=松江市大庭町
「木との対話でいいものを作るのが木工の面白さ」と話す村山創達さん=松江市大庭町の出雲かんべの里
「木との対話でいいものを作るのが木工の面白さ」と話す村山創達さん=松江市大庭町の出雲かんべの里
自作の一輪挿しを手にする木工家の村山創達さん=松江市大庭町 「木との対話でいいものを作るのが木工の面白さ」と話す村山創達さん=松江市大庭町の出雲かんべの里

木工家 村山 創達さん(松江市大庭町)

 出雲(いずも)地方の文化、歴史(れきし)が学べる松江(まつえ)市大庭(おおば)町の出雲かんべの里にある工芸館。壁(かべ)に大小さまざまなのこぎりやかんなが掛(か)かる木工工房(こうぼう)で、いすの組み立てに取り組んでいる木工家の村山創達(むらやまそうたつ)さん(42)。2006年から同館に工房を構(かま)えています。村山さんは木工の仕事に「種類によって特徴(とくちょう)が違(ちが)う木との出会い、対話でいいものを作るのが面白い」と話し、「全国に通用するもの作りをしていきたい」と夢(ゆめ)を追っています。

 木工家になる道はさまざま。メーカーに就職(しゅうしょく)し職人として家具作りに携(たずさ)わる人もいれば、工芸家に師事(しじ)して美術(びじゅつ)工芸品の制作(せいさく)に取り組む人もいます。

 村山さんは小学生のころからもの作り、中でも小刀1本で楽しめ、削れば形が変わる木工が好きで、中学3年生のときに木を加工する仕事に就(つ)こうと決意。奈良(なら)県内の芸術短大を卒業して大阪(おおさか)府内の家具メーカーに就職しました。

 しかし、「理想だった手道具によるもの作りがしたい」と、故郷(こきょう)の松江にUターン。5年間、市内の造形(ぞうけい)作家の下で腕(うで)を磨(みが)き、独立(どくりつ)しました。

 日頃(ひごろ)は、お客さんから頼(たの)まれる家具などの制作を主体にし、展覧会(てんらんかい)への出品も。工芸館来館者向けの工作指導(しどう)も担(にな)っています。

 自分の技術(ぎじゅつ)や感性(かんせい)がすべての仕事。「単純(たんじゅん)に何をしたら楽しいか、楽しく仕事をしていけるかということしか考えていませんでした」と言う村山さんですが、「誰(だれ)かのために、の気持ちが原動力。自分が作りだすものがお客さんに喜(よろこ)ばれることでパワーをもらい、創作(そうさく)意欲(いよく)がわく、の繰(く)り返しです」と魅力(みりょく)を話します。

 

みなさんへ
 好きに勝(まさ)るものはありません。その物事を好きな人が努力したら、誰(だれ)にも負けない、たいていのことには耐(た)えられます。今は、迷(まよ)わずに進んでもいい時代だと思います。物事を自由に選択(せんたく)できる今だからこそ、若(わか)いうちにぜひ、好きなことに挑戦(ちょうせん)してほしいですね。