2023年度がラストランとなる、JR木次線のトロッコ列車・奥出雲おろち号(定員64人)の運行が1日、始まった。初日は島根県内外の鉄道ファンや親子連れなどで満席となり、関係者に見送られて出雲市駅(出雲市駅北町)を出発。好天の下、沿線住民に歓迎されながら、春ののどかな田園地帯や山あいを駆け抜けた。運行は11月まで。
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<出発前>


<出発式>

<桜とおろち号>






<乗客と歓迎する人々>












<スペシャルショット>


・愛きょうたっぷり、人気者の柴犬「茜」(Sデジオリジナル記事)
【初日に利用した乗客や駅に集まった住民の声】
★大阪市浪速区の岡村裕也さん(43)
「疾走感やおろちループの眺めが魅力。ラストランは残念だが何度か乗りたい」
★奈良県天理市の東田理功(りく)君(12)
「楽しかった。自然が近くていい体験になった」
★JR備後落合駅(広島県庄原市)のボランティアガイド永橋則夫さん(80)
「草刈りからトイレ掃除、お客様の案内などのボランティア活動を続けて今年で
丸6年。おろち号引退は残念だが、木次線と芸備線を残したいという思いは変わ
らない。今後も活動を続けていく」
【お役立ち情報】
Q 奥出雲おろち号の乗り方は?
A 列車の運賃と指定席券(おとな530円 こども260円)が必要
※指定席券はJR主要各駅の窓口または各旅行代理店等にて1カ月前から購入できる
Q 運行スケジュール、ダイヤは?
A 平日の一部で運休日があるので注意。週末を中心に一部は始発が出雲市駅。往路は、出雲市片道運転日が出雲市午前8時45分発、通常運転日が木次午前10時8分発
復路は、備後落合午後0時57分発
詳しくはこちら(出雲の国・斐伊川サミットホームページ)から
【各駅トピックス・駅もよう ひと模様】
木次線の全18駅で、沿線や駅に関わる人に関する物語を紹介します


・備後落合駅
・油 木 駅
・三井野原駅
・出雲坂根駅
・八 川 駅
・出雲横田駅
・亀 嵩 駅
・出雲三成駅
・出雲八代駅
・下久野駅
・日 登 駅
・木 次 駅
・南大東駅
・出雲大東駅
・幡 屋 駅
・加茂中駅
・南宍道駅
・宍 道 駅
<番外編・車両整備(3月29日)>
2023年度で運行を終えるJR木次線のトロッコ列車・奥出雲おろち号の点検作業が29日、JR後藤総合車両所運用検修センター(米子市目久美町)であった。ヘッドマークを取り付け、ライトの点灯具合などを確認し、4月1日の運行開始へ準備を整えた。詳しくはこちらから


