20日にあった全広連山陰大会の特別プログラムとして、浜田市の石見神楽長沢社中が八岐大蛇(やまたのおろち)退治を題材とした演目「大蛇(おろち)」を披露した。8頭の大蛇が舞台上で荒々しく立ち回る姿が観客を沸かせた。
全長18メートルの蛇胴(じゃどう)を駆使したさまざまな組技のほか、笛や太鼓に合わせて須佐之男命(すさのおのみこと)との激闘を演じた。長沢社中の長冨幸男代表(75)は「大会を通じて、山陰の田舎に素晴らしい伝統芸能があるということを全国の皆さんに知ってもらいたい」と話した。
(黒沢悠太)