遊泳中に水中を見ながら呼吸できるパイプ状の遊具「シュノーケル」。夏本番を迎え、海や川で見かける機会も多くなるが、北陸中日新聞の「Your Scoop(ユースク)~みんなの取材班」の調べで、意外な事実が浮かび上がった。47都道府県のうち11県で、青少年の健全な育成を妨げるとして条例で有害玩具に指定されていた。なぜシュノーケルは子どもにとって有害とされたのか。
(北陸中日新聞社・郷司駿成)
▼60年代に事故多発
各地の青少年の保護に関する条例では、人体に危害を及ぼしたり、性的感情を著しく刺激したりする玩具を、知事が有害玩具に指定できると規定している。例えば、エアガンやバタフライナイフなどだ。指定後は青少年への販売や贈与などが禁止される。

47都道府県に取材したところ、...