きのうは早朝からテレビのスポーツ中継にくぎ付けになった人も多かっただろう。テニスの錦織圭選手が全仏オープン4回戦で敗れた姿に気落ちしてチャンネルを変えると、信じられない光景が映し出された▼ゴルフの全米女子オープン選手権で、日本勢2人がトップに並んでプレーオフに突入。「これは国内ツアーではないか」と目を疑っていると、19歳の笹生優花選手が22歳の畑岡奈紗選手を下して優勝を飾った。19歳11カ月17日での栄冠は、女子最高峰のメジャー5大会で最年少記録に並ぶという▼日本女子では1977年全米女子プロ選手権の樋口久子さん、2019年全英女子オープンの渋野日向子選手に続く3人目の快挙。ただ、2年前の”渋野フィーバー”に比べ、冷静に受け止められている気がする▼男子では4月に松山英樹選手がマスターズ・トーナメントで日本男子初のメジャー制覇を果たしたばかり。ゴルフ界では、世界の強豪と肩を並べても全く引けを取らないという領域に入ってきたのではないか。今回の日本勢2人による優勝争いが、それを物語っている▼若手選手に試合経験を積ませるステップアップツアーの一つ「山陰ご縁むす美レディース」が8月25~27日に大山平原ゴルフクラブ(鳥取県伯耆町)で開催される。前身の大会には渋野選手も出場した。渋野選手や笹生選手に続く「新星」が山陰から世界へと羽ばたくか。(健)