練習の成果を披露する矢上高校神楽愛好会の会員=広島県安芸高田市、神楽門前湯治村
練習の成果を披露する矢上高校神楽愛好会の会員=広島県安芸高田市、神楽門前湯治村

 部活動などで神楽に取り組む全国の高校生が成果を発表する「高校生の神楽甲子園」が24、25の両日、広島県安芸高田市の神楽門前湯治村で開かれた。島根7校、鳥取1校を含む5県15校が出場し、自信の演目を披露した。
 島根県邑南町の矢上高校神楽愛好会は、武将・源頼光と坂田金時との出会いを描く「子持山姥」を上演。広島県北広島町の大塚神楽団を手本に芸北神楽に取り組んでおり、テンポの速い舞いに観客が大きな拍手を送った。
 愛好会は新型コロナウイルスの影響で活動が制限され、本年度、舞台に立つのは初めて。坂田金時の母八重桐役を演じた3年、石川楠奈人さん(17)は「たくさんのお客さんに見てもらうのは久しぶりで、とても楽しかった」と話した。
 山陰両県からは矢上高のほか、浜田商業高、飯南高、江津高、邇摩高、浜田養護学校、益田東高、日野高が参加。神楽甲子園の様子は、動画投稿サイト・ユーチューブの神楽門前湯治村公式チャンネルで公開した。
 邑南町に隣接する安芸高田市は石見神楽の流れをくむとされる芸北神楽が盛ん。神楽甲子園は、神楽を生かした町おこしを進める市などで組織する実行委員会が主催し、10回目を迎えた。
 (新藤正春)