
Q.性教育、いつから?
3歳になった息子が「お尻」と言って面白がり、反応に困ります。「プライベートゾーン」をいつ、どう教えたらいいでしょうか。ご家庭で実践している性教育はありますか?
YUBI先生の回答
家庭での性教育って、とても難しいですよね。いつ、どのタイミングで、どのように話をすればいいのか、息子に対して、娘に対して、父親から、母親から、バランスがとても悩ましいです。

一般的には、3~5歳でプライベートゾーンを理解できるようになるといわれています。まずは3~5歳になったら、「人のお尻は触らないでね」「プライベートゾーンは人に見せないでね」など改まって話をするのではなく、日常会話の中でそれとなく性について触れていくことからスタートしましょう。
月経についても、お母さんが毎月おなかを痛がっているのを子どもは見ていますので、「何で?」という顔をしたら、「赤ちゃんのベッドを作っている時におなかが痛くなるんだよ」などと、自然な流れで教えてあげましょう。
今は、スマートフォンやタブレット端末で簡単にインターネットに接続できるため、誰もが性的なサイトにアクセスできてしまいます。そのため、子どもの身を守るためにも、早い段階で、ある程度の性的な知識を身につけておくことが大切です。
ちなみにわが家では、友人と話をするように、割とオープンに性的なことも話しています。最初は親子だと恥ずかしかったり、むずがゆかったりしましたが、大事なことですので、当たり前のこととして話をしています。今では真面目な話から、多少の下ネタまで、親子のコミュニケーションの一つとして楽しく話せるようになりました。
ドクター・ユビさん プロフィル
米子市出身。小児科医。2012年に「米子こどもクリニック」を開いた。ユーチューバー、ティックトッカー、保育園や訪問看護ステーションを運営する経営者として働く一方で、8児のパパとして奮闘中。子どもたちに「『口ではなく、背中で語る』男になりたい」と思っている。