患者の命に直結する医療機器を扱う臨床工学技士の責任の重みを感じながら仕事する高見晃樹さん=安来市広瀬町広瀬、市立病院人工透析室
患者の命に直結する医療機器を扱う臨床工学技士の責任の重みを感じながら仕事する高見晃樹さん=安来市広瀬町広瀬、市立病院人工透析室
人工透析装置の内部を点検する高見晃樹さん
人工透析装置の内部を点検する高見晃樹さん
患者の命に直結する医療機器を扱う臨床工学技士の責任の重みを感じながら仕事する高見晃樹さん=安来市広瀬町広瀬、市立病院人工透析室 人工透析装置の内部を点検する高見晃樹さん

臨床工学技士 高見 晃樹さん(安来市広瀬町広瀬)

 腎臓(じんぞう)が弱っている人が治療(ちりょう)で受ける人工透析(とうせき)。安来(やすぎ)市立病院(同市広瀬(ひろせ)町広瀬)の人工透析室で、臨床工学技士(りんしょうこうがくぎし)として働く高見晃樹(たかみこうき)さん(25)は「患者(かんじゃ)さんが無事に治療を終えて元気に帰られる姿(すがた)を見る時が、うれしい瞬間(しゅんかん)です」と話します。

 臨床工学技士は、1987年に制定(せいてい)された法律(ほうりつ)に基(もと)づいてできた職業(しょくぎょう)で、医師(いし)の指示(しじ)の下(もと)、人工心肺(しんぱい)装置(そうち)や人工呼吸器(こきゅうき)、人工透析装置などの生命維持(せいめいいじ)管理装置をはじめ、病院内で使用されるさまざまな医療機器の保守(ほしゅ)管理や操作(そうさ)を行っています。医療機器の進歩が著(いちじる)しい現代(げんだい)の高度医療を支(ささ)える担(にな)い手として、病院に欠かせない存在(そんざい)となっています。

 臨床工学技士を目指すには、大学や短大、専門(せんもん)学校で医学や電子工学など必要な知識(ちしき)、技術(ぎじゅつ)を学び、国家試験に合格(ごうかく)して資格(しかく)を取得(しゅとく)します。

 高見さんは高校時代、ペースメーカー(心臓(しんぞう)の動きを助ける医療機器)をつける曽祖母(そうそぼ)を病院に見舞(みま)った際(さい)、多くの医療機器を操作している臨床工学技士の人たちがかっこよく見え、臨床工学技士を志(こころざ)しました。

 出雲(いずも)市内の専門学校を卒業後、国家試験に合格し、資格を取得。別の病院で2年余(あま)り勤務(きんむ)した後、2020年7月から安来市立病院で働いています。今は主に週3回、4、5時間を要する透析療法業務(ぎょうむ)を担当(たんとう)しています。

 「毎日、装置に異常(いじょう)がないか点検するのはもちろん、透析治療を受ける患者さんのかたわらで体調をうかがいながら、医師、看護師(かんごし)とともに治療条件(じょうけん)を検討(けんとう)することも大切な業務の一つ」と話します。

 高見さんは今後、「人工透析以外の仕事もやれるようになりたい。また、さまざまな仕事ができる先輩(せんぱい)のようになりたい」と張(は)り切っています。

 

みなさんへ
 その場、その場で周りの人に相談し、たくさんの人から話を聞く。そして自分なりに考え、選択(せんたく)することで「今」の自分があると感じています。将来(しょうらい)の仕事で迷(まよ)うことがあれば、恥(は)ずかしがらずに相談し、たくさん考え、悩(なや)んでください。きっとその経(けい)験(けん)は、あなたにとって貴重(きちょう)な財産(ざいさん)になると思います。