部活と松江の女子サッカークラブで活躍
日本協会の育成メンバーに選出
今井 双葉さん(松江一中2年)
高木 咲希さん(開星中2年)
松(まつ)江(え)市立第一中2年の今(いま)井(い)双(ふた)葉(ば)さん(14)と開星(かいせい)中2年の高(たか)木(き)咲(さ)希(き)さん(14)は、中学校のサッカー部に所(しょ)属(ぞく)しながら地元の女子サッカークラブチーム「松江シティRa(ラ)ga(ガ)z(ッ)za(ツァ)」でもプレー。将(しょう)来(らい)、日本女子代表(なでしこジャパン)入りを目指しています。
2人は2019年12月、なでしこジャパンへとつながる選手育成を図る日本サッカー協会のナショナルトレセンU(アンダー)-14のメンバーに、選ばれました。3年生となる今年、さらなる活(かつ)躍(やく)を目指しています。
ラガッツァは同市を拠(きょ)点(てん)に活動するチームで、小学生から社会人まで37人がいます。ポジションは、2人ともMF(ミッドフィールダー)です。
サッカーを始めたのも、ともに小学校1年生の時。「父親が三(み)浦(うら)知(かず)良(よし)選手のファンだった」(今井さん)、「兄がサッカーをやっていた」(高木さん)ことがきっかけでした。
今井さんは昨年12月のトレセン(強化練習)のほか、3月と11月にあったエリートプログラムにも参加。特に11月は、韓(かん)国(こく)女子代表との国(こく)際(さい)試合を初めて経(けい)験(けん)しました。自分よりうまい選手やプレーに接(せっ)し、ボールが自分のところへ回って来るようにするためにもメンバーとコミュニケーションを取ることの大切さなどを学びました。
高木さんは、12月のトレセンでは左足のキックが全国の同世代相手にも通用することに自信を深めるとともに、どんなときに、どうすれば仲間が楽にプレーできるようになるかといった状(じょう)況(きょう)判(はん)断(だん)などに貴(き)重(ちょう)な経験を得(え)ました。
一中の廣(ひろ)田(た)量(かず)久(ひさ)監(かん)督(とく)(59)は今井さんを「上(じょう)手(ず)になりたいという意(い)識(しき)が高く、男子と変わらない技(ぎ)術(じゅつ)と体(たい)格(かく)、走力がある」、開星中の倉(くら)掛(かけ)裕(ひろ)喜(き)監督(46)は高木さんを「左キックの精(せい)度(ど)が高く、危(き)機(き)を察(さっ)知(ち)する能(のう)力(りょく)がある」と評(ひょう)価(か)。ラガッツアの藤(ふじ)田(た)尚(たか)史(し)監督(59)も「2人は(相手に当たり負けしない)身体的な強さがある。今後は状況判断力を伸(の)ばしてほしい」と期待しています。
2人の目標は、日の丸を背(せ)負(お)ってプレーすること。今井さんは「エースナンバー10をつけてワールドカップに出て優(ゆう)勝(しょう)し、バロンドール賞(国際サッカー連(れん)盟(めい)の年間最(さい)優(ゆう)秀(しゅう)選手賞)を取りたい」。高木さんも「女子サッカーの先進国アメリカへ渡(わた)り、世界で活躍する選手になってバロンドール賞を獲(かく)得(とく)したい」と、将来の夢(ゆめ)を話しました。
プロフィル
【好きな教科】
数学、体育 (今井さん)
体育、国語、音楽、美術 (高木さん)
【趣(しゅ)味(み)】
音楽鑑(かん)賞(しょう)(今井さん)
読書、歌、リフティング (高木さん)
【目標とする選手】
澤穂希(さわほまれ)・元日本女子代表 (今井さん)
セルヒオ・ブスケツ・ブルゴス選手 (高木さん)