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 私たち人間と同じように動物園で暮らす動物たちにも健康診断があるそうだ。ゾウやキリンは注射を打たれて痛がったり、抵抗したりしないのだろうか。素朴な疑問を解消すべく、愛媛新聞「真相追求 みんなの特報班」(通称・みん特)が県立とべ動物園(愛媛県砥部町上原町)に行って実情を探った。(愛媛新聞・森満里子)

※動物の健康診断、動画はこちらから

 宮内敬介園長(59)に聞くと、注射を痛がるとした上で「動物にストレスを与えずに健診できる特別な訓練があり、麻酔なしでしている」とのこと。「ハズバンダリートレーニング」と呼ばれる訓練で、好物の餌をご褒美にして、動物が自発的に受診に必要な動作をするようにする。以前は全身麻酔で眠らせたり、鎖で固定したりしていたため、動物の精神的・身体的な負担が大きく、死に至るケースもあった。

 この訓練は、...