硬度計を使ってグリーン上の芝生の硬度を測る飯塚勉さん=いづも大社カントリークラブ
硬度計を使ってグリーン上の芝生の硬度を測る飯塚勉さん=いづも大社カントリークラブ
「美観を意識したコースをつくり上げるのが仕事」と、グリーンキーパーとしてのやりがいを語る飯塚勉さん=出雲市湖陵町大池、いづも大社カントリークラブ国引コース9番ホール
「美観を意識したコースをつくり上げるのが仕事」と、グリーンキーパーとしてのやりがいを語る飯塚勉さん=出雲市湖陵町大池、いづも大社カントリークラブ国引コース9番ホール
硬度計を使ってグリーン上の芝生の硬度を測る飯塚勉さん=いづも大社カントリークラブ 「美観を意識したコースをつくり上げるのが仕事」と、グリーンキーパーとしてのやりがいを語る飯塚勉さん=出雲市湖陵町大池、いづも大社カントリークラブ国引コース9番ホール

グリーンキーパー 飯塚 勉さん(出雲市湖陵町大池)

 緑鮮(あざ)やかな芝生(しばふ)が目の前に広がるゴルフ場。広大な土地に造(つく)られたコースを景観とともに常(つね)に美しく保(たも)っているのが、グリーンキーパーと呼(よ)ばれる人です。出雲(いずも)市湖陵(こりょう)町大池(いけ)にある「いづも大社カントリークラブ」でコース管理者を務(つと)める飯塚(いいづか)勉(つとむ)さん(57)は「自然相手の仕事。グリーンキーパーは、お客さんから『いいコースだ」『きれいなコースだ』と言われることがうれしく、やりがいです」といいます。

 グリーンキーパーは、ゴルフ場のコース全体を管理し、コースに生えている天然芝(てんねんしば)を元気に育てていくのが仕事です。

 ひと口に天然芝といっても、高温多湿(こうおんたしつ)な日本の気候に適(てき)した暖地型(だんちがた)と、寒さに強く冬でも枯(か)れない寒地型(かんちがた)があり、品種によって病害虫(びょうがいちゅう)の多少や葉の成長に差もあります。

 飯塚さんが勤(つと)めるゴルフ場では、短くきれいに刈(か)り込(こ)まれたグリーンは「ベント」という寒地型、その他のフェアウエー、ラフには野芝(のしば)や高麗芝(こうらいしば)という暖地型の品種が植えられています。

 飯塚さんは日ごろ、18ホール(延長(えんちょう)6758ヤード、芝面積55万平方メートル)のコースを歩き、状態(じょうたい)をチェック。「グリーン上で球がスムーズに転(ころ)がるかが一番気になる」といい、グリーンの硬(かた)さをみる時は約1メートルの筒状(つつじょう)の硬度計(こうどけい)を使い、引っ張(ぱ)り上げた金属棒(きんぞくぼう)を落とした際(さい)の数値(すうち)を計測(けいそく)します。「グリーン上の芝は高さ3、4ミリに、フェアウエーは10~12ミリに刈っています。グリーンは硬すぎても軟(やわ)らかすぎてもだめです」

 コースの管理には特殊(とくしゅ)な機械器具や肥料(ひりょう)、農薬に膨大(ぼうだい)が費用(ひよう)がかかり、「すべて年間計画を立ててコストダウンを図る中で、常にいい状態にもっていかなければならないところが苦労です」と飯塚さん。グリーンキーパーになって22年。今は、中国地方4カ所のゴルフ場でキーパーの指導(しどう)を行い、「これからは一人でも多く、後継者(こうけいしゃ)(キーパー)を育てていきたい」と話しました。 

 

みなさんへ
 私(わたし)はスポーツが大好きで、自然の中でするスポーツに関わる仕事がしたくてゴルフ場に勤(つと)めました。グリーンキーパーは、美観を意識(いしき)してコースをつくり上げるのが仕事。前日からのワクワク感を抱(いだ)いてプレーされるお客さんに癒(い)やしを与(あた)え、満足して帰ってもらえるようにするのが、何よりのやりがいです。