沢登りを体験するイベント「沢谷シャワークライミング」が9日、島根県美郷町沢谷地区の清流・沢谷川であり、家族連れなど12人が深みに飛び込んだり、流れに身を任せて滑り降りたりして涼んだ。
出雲、浜田両市や広島県内から参加があり、スタッフの誘導で流れに逆らいながら上流を目指す約800メートルのコースを歩いた。「頑張れ」と励まし合いながら岩場を越え、川の深い場所はロープを伝って進んだ。
道中では岸からジャンプして川に飛び込んだり、ウオータースライダーのように流れの中を滑り降りたりして自然のアトラクションを満喫した。
母親と2人で参加した出雲市立塩冶小学校3年、馬庭千歳さん(8)は「水が冷たくて気持ち良かった。川に飛び込むのが楽しかった」と話した。
イベントは大田市職員で町内在住の長野陽介さん(36)が発案し、国立三瓶青少年交流の家(大田市)や地区住民の協力で2015年から開く。(佐伯学)