カシオペヤ座から北極星とケフェウス座の探し方=9月21日、大田市の三瓶山・国引きの丘(おか)で撮影(さつえい)
カシオペヤ座から北極星とケフェウス座の探し方=9月21日、大田市の三瓶山・国引きの丘(おか)で撮影(さつえい)

北極星近く 国王夫妻の星座

 カシオペヤ座(ざ)は「W」の形に星が並(なら)んでいて、分かりやすい星(せい)座(ざ)です。今の時季だと夜の初めごろ、北東の空で「W」が傾(かたむ)いて、「3」か「M」のような形に見えます。カシオペヤは神話に出てくるエチオピアという国の王(おう)妃(ひ)様で、星座の絵では、よく椅(い)子(す)に腰(こし)掛(か)けた姿(すがた)で描(えが)かれています。

 このカシオペヤ座を手掛かりにして、今度は別の星座を見つけましょう。

 まず目印になる北(ほっ)極(きょく)星(せい)を探(さが)します。カシオペヤ座の一方の端(はし)の星から、となりの星に向かって線を引き、そのまま延(の)ばしてください。反対側の端の星からとなりの星にも、やはり線を引いて延ばします。二つの線が交わったところと真ん中の星を結び、その距(きょ)離(り)を5倍ほど延ばすと、北極星が見つかります。北極星はいつも北にあって動かない星です。

 今、カシオペヤ座から北極星に向かって引いた線の中ほどに、北極星よりも少し暗い星があります。この星を頂(ちょう)点(てん)にして、細長い五角形に星をつないでみてください。これがケフェウス座です。

 ケフェウスはカシオペヤの夫です。王妃様の夫ですから、王様ですね。でも、明るい星がないので、王妃様に比(くら)べ目立ちません。写真を参考に、月の出ていない夜に探してみてください。

 五角形のすぐ外側には「ガーネット・スター」という宝石の名前で呼(よ)ばれる星があって、双(そう)眼(がん)鏡(きょう)で見るとその深い赤色が楽しめます。

 このように星座探しは、目印になる分かりやすい星座を手掛かりにして、ほかの星座を見つけるのがこつです。

◆島根県立三瓶(さんべ)自然館サヒメル天文事業室長・竹内幹蔵(みきまさ)