「好きなことを仕事にしたい」と水産技術研究員になりアユの資源調査を担当する平松大介さん=出雲市園町の島根県水産技術センター内水面浅海部
「好きなことを仕事にしたい」と水産技術研究員になりアユの資源調査を担当する平松大介さん=出雲市園町の島根県水産技術センター内水面浅海部
夕暮(ゆうぐ)れの益田市・高津川河口でアユの仔魚を捕獲(ほかく)する平松大介さん=写真・平松さん提供(ていきょう)
夕暮(ゆうぐ)れの益田市・高津川河口でアユの仔魚を捕獲(ほかく)する平松大介さん=写真・平松さん提供(ていきょう)
「好きなことを仕事にしたい」と水産技術研究員になりアユの資源調査を担当する平松大介さん=出雲市園町の島根県水産技術センター内水面浅海部 夕暮(ゆうぐ)れの益田市・高津川河口でアユの仔魚を捕獲(ほかく)する平松大介さん=写真・平松さん提供(ていきょう)

水産技ぎ術じゅつセンター研究員
 平松 大介さん (出雲市園町)

 私(わたし)たちが食べるおいしい魚や貝など水産資(し)源(げん)を調(ちょう)査(さ)、研究するのが、水産技(ぎ)術(じゅつ)センターの研究員。島根県水産技術センターに入り現(げん)在(ざい)2年目の平松(ひらまつ)大介(だいすけ)さん(30)は、「県内さまざまな場所で経験(けいけん)を積み、島根の水産業発展(はってん)に少しでも貢献(こうけん)できればうれしい」と、張(は)り切っています。

 同センターは、漁場となる島根県沖(おき)の日本海や県内の川、湖で環境(かんきょう)状況(じょうきょう)や魚介(ぎょかい)藻(そう)類(るい)の資源量を調査したり、漁獲(ぎょかく)量の安定を目指した増(ぞう)養殖(ようしょく)技術の開発に取り組んだりしています。

 平松さんの仕事場は、出(いず)雲(も)市園(その)町の宍道(しんじ)湖(こ)自然館ゴビウス西隣(にしどなり)にある内水面(ないすいめん)浅海(せんかい)部内水面科。平松さんは「宍道湖七(しっ)珍(ちん)」といわれるシラウオや、高(たか)津(つ)川(がわ)水(すい)系(けい)のアユの調査を担(たん)当(とう)しています。

 シラウオは1月から5月が産卵(さんらん)シーズン。6、7月に水深1メートルくらいの宍道湖沿岸(えんがん)で網(あみ)をひいて稚(ち)魚(ぎょ)を捕(つか)まえ、今期の漁獲量を予(よ)測(そく)します。

 アユは、益(ます)田(だ)市の高津川や匹(ひき)見(み)川(がわ)で4、5月に海からそ上する稚魚の量を調べるほか、10~12月には産卵場となる河(か)口(こう)付近で川底の石に産(う)み付けられた卵(たまご)や、ふ化直後に海へ下る仔(し)魚(ぎょ)を網で捕(と)って数を調べ、各年の漁獲量予測のデータを集めます。

 アユの調査は魚の習性(しゅうせい)に合わせて行うため、「真夜中の午前0時に行うこともある」と平松さん。「漁獲量が予測通りだったときに仕事のやりがいを感じる」と話します。

 平松さんは、瀬(せ)戸(と)内(ない)海(かい)に面した山口県下松(くだまつ)市出身。九州の大学や大学院で水産を学んだ後、銀行員に。しかし、「好きなことを仕事にしようと、日本海や宍道湖、高津川がある島根で働こうと思った」そうです。

 仕事で潜(もぐ)る機会もあることから、昨年は潜水(せんすい)士(し)の資(し)格(かく)を取得(しゅとく)。「次は、小(こ)型(がた)船(せん)舶(ぱく)免許(めんきょ)も取りたい」。そして、「今後、県内さまざまな場所で仕事をしていくと思うので、水産業全(ぜん)般(ぱん)に詳(くわ)しくなりたい」と、意(い)欲(よく)を燃(も)やしています。

 

★メッセージ
 銀行員時代は法(ほう)人(じん)営(えい)業(ぎょう)を行い、さまざまな業種の人と接(せっ)してきました。楽しそうに仕事をしている人は、皆(みな)その分野が好きな人でした。みなさんはさまざまなことを経(けい)験(けん)できる年(ねん)齢(れい)なので、積極的にチャレンジして自分の中で興(きょう)味(み)があることを見つけ、仕事選びにいかしてください。