江の川でカヌーの練習に励む河村大樹さん=島根県美郷町潮村
江の川でカヌーの練習に励む河村大樹さん=島根県美郷町潮村
コーチの話を聞く河村大樹さん(中央)たち邑智中カヌー部員
コーチの話を聞く河村大樹さん(中央)たち邑智中カヌー部員
江の川でカヌーの練習に励む河村大樹さん=島根県美郷町潮村 コーチの話を聞く河村大樹さん(中央)たち邑智中カヌー部員

邑智中(美郷)カヌー部 河村 大樹さん
4人乗り 主将務め同部初入賞

黙々と練習 体力、精神力養う

 カヌーの町で知られる島根県美郷(みさと)町の町立邑智(おおち)中学校(粕渕(かすぶち))には、県内の中学校で唯一(ゆいいつ)のカヌー部があります。主将(しゅしょう)を務(つと)めた3年生の河村(かわむら)大樹(だいき)さん(15)は8月の全国大会の4人乗りで4位になり、同部初の入賞(にゅうしょう)を手にしました。

 河村さんが取り組むのは艇(てい)の中に座(すわ)ってこぐカヌー「カヤック」です。水をかくブレードが両端(りょうはし)についたパドルを、左右交互(こうご)にこぎながら前に進みます。スプリント種目では1人乗りや2人乗り、4人乗りの艇で500メートルのコースを一斉(いっせい)にスタートし着順を競います。

 河村さんがカヌーを始めたのは中学生からです。水泳を続けていたことから水に触(ふ)れられる競技(きょうぎ)をしようと入部しました。最初は同級生の中で一番技術(ぎじゅつ)が劣(おと)っていたそうです。しかし、持ち前の負けず嫌(ぎら)いで黙々(もくもく)と練習に打ち込(こ)み、部内トップの実力をつけました。

 練習場所は中学校から約7キロ離(はな)れた江(ごう)の川(かわ)で、1982年に開()催(かいさい)された「くにびき国体」の競技会場にもなった場所です。安定してタイムが出せるよう250メートルを繰(く)り返しこぎます。瀬古(せこ)航也(こうや)コーチ(33)は「疲(つか)れていても最後まで力を出し切れる体力と精神(せいしん)力がある」と評価(ひょうか)します。

 カヌー部は8月に山形県西川町(にしかわまち)で開かれたJOCジュニアオリンピックカップ全国中学生大会に出場しました。河村さんは1人乗りは準(じゅん)決勝で敗れましたが、同級生の置名(おきな)斗空(とあ)さん、児島(こじま)生知(いち)さん、奥野(おくの)龍虎(りゅうご)さんと組んだ4人乗りで決勝4位。児島さんと組んだ2人乗りでは7位に入りました。同部がこの大会で決勝に進出したのは初めてです。

 部員をまとめてきた河村さんは「全国の壁(かべ)の高さを実感した」と話しつつ「みんな楽しくこぎながら力を出し切れた」と入賞を喜(よろこ)びます。高校でもカヌーを続ける考えで「速い選手になりたいのはもちろんだが、カヌーを楽しめる選手になりたい」と話しています。

プロフィル
【趣味(しゅみ)】ゲーム
【得意(とくい)な教科】英語
【好きな食べ物】鶏肉(とりにく)
【好きな歌手】クリス・ハート